東京マラソン、貴重な体験

本日、東京マラソンでは、自閉症の男性を伴走することになりましたが、結局、走ることが出来ず、残念な結果になってしまいました。知的障害の方を伴走することがいかに大変かを思い知らされました。伴走相手の彼は27歳です。東京マラソンのエントリー(10キロ)代行から伴走も引き受け、代々木公園で2週間前に一緒に足合わせをしました(3周、ガイドヘルパーと歩きました)その時は
、大会で何とか歩いて、行けるところまで行けると思っていました。土曜日のビックサイトでのゼッケン受取、そして本日の大会参加において彼のご両親の献身的なサポートを見させていただきました。実は前日のビックサイトの建物の中の人ごみに足がすくみ、受付け会場に入れず、お母様が係員に交渉して彼のいる場所まで、係員に来てもらい何とかゼッケンを頂いた経緯がありました。
そして、本日の出走に関しては、ゲート2を通過した時点では「本日は走れる!」と思い、荷物預かりのトラックの間を通り、いよいよEゾーンに向かう、通路の階段を上がり皆さんが待機している道路に下りる所で、足が止まってしまい、戻ろうとされました。私は無理に道路に下りることをせずに、その場で20分ほど待って、彼がその気になるまで待っていました。しかし下りることが出来ず、最後尾の方へ移動し始めました。私は最後尾からの出発でもと思い、ついていきました。そうしましたら「トイレ」の意思表示をされましたので、係員に聞いて、最後尾にある公園のトイレに向かいました。公園では、トイレへの長蛇の列(千人位が並んでおり)で最初は並んでいたのですが、我慢が出来いなくなったのか、公園内をグルグル走り始めました。どこか人が見ていない大きな木がないか探し、公園の隅の木に辿り着き、そこで「オシッコ」をするように言いましたら、オシッコをしました。その後、公園内を歩き回っていましたら、突如、スタートの号砲が鳴りました。彼はパニックになり猛スピードで私を引っ張って、公園内を走り回りました。とても危険な状態でした。5分ほど経っても興奮は収まらず、とうとう公園の階段を下りて、道路に飛び出したところ、ご両親に偶然お会いし、取り押さえてもらい、事なきを得ました。今から考えると、もしEゾーンに並んで居たらと、号砲が鳴った後のことを考えると
人ごみが少なかった公園の中で本当に良かったと思っています。 「伴走」は相手の安全が一番、大切です。今回は一緒に走ることが出来ませんでしたが、彼に怪我をさせなかったこと、他人に怪我をさせなかったことが、私にとって一番良かったことだと思っています。本当に貴重な経験をさせていただきました。彼がいつか「東京マラソン」を走れるようになれば良いと思っています。その時はまた伴走したいと思っています。

青梅のしだれ梅
しだれ桜
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プロフィール

matsushin3825

Author:matsushin3825
まっちのブログへようこそ!
・ニックネーム:まっち
・本名:松田信治
・居住地:青梅市
・誕生日:1949年7月25日

自己紹介
・JICAシニア海外ボランティア 平成22年3次隊
 (職種:視覚障がい者指導)
・派遣期間;2011年1月12日~2013年1月11日
・任地:キルギス共和国、ビシケク市
・配属先:視覚聴覚障がい者協会(NGO)
・家族:妻と長女、長男
・血液:O型
・職業:東芝で定年までコンピュータ関係の仕事に従事,(社福)国際視覚障害者援護協会にて3年間勤務,元JICAシニアボランティア
・所属:アキレストラッククラブ、バンバンクラブの伴走サークルに所属
・NPO法人、シニアボランティア経験を活かす 会員
・NPO法人、ホールファミリーケア協会、第37期傾聴ボランティア養成講座(25時間)修了者
・趣味:伴走、手話、傾聴

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